Yukiko Yanagida's blog

柳田由紀子(やなぎだゆきこ)=むかし新潮社の編集者、いまノンフィクション作家、在ロサンゼルス。『宿無し弘文ースティーブ・ジョブズの禅僧』(集英社文庫)で第69回日本エッセイストクラブ賞。「文藝春秋・電子版」にて、伝記「誰も知らないジャニー喜多川」連載開始。米国人の夫と二人暮らし。家事もけっこうまじめにやってます。オフィシャルサイト=www.yukikoyanagida.com

ヨセミテ付近、マンモス・レイクスの麓で熱湯を:ヒルトップ温泉(カリフォルニア州)

 海外の温泉はぬる湯が多く、日本並みの湯温が恋しくなることしばしばです。ところが、ここの湯は熱い! カリフォルニア中部のヒルトップ温泉Hill Top Hot Springs/別名・プルキーズ・プールPulkey's Pool】)です。 

ヒルトップ温泉(カリフォルニア州)の写真。

ヒルトップ温泉は、マンモス・レイクスを臨む絶好のロケーション。「おお、日本のブログに出るのか。撮ってくれ!」と、カメラにおさまる2人のアメリカン。いいおっさんたちだった。

 カリフォルニア中部には、荘厳な山々が連なるマンモス・レイクスという街があります。スキーやマウンテンバイク、ロッククライミングなどが楽しめる人気のリゾート。ヨセミテ国立公園からもさほど遠くないので、ヨセミテとセットでマンモス・レイクスを訪れる人も多いようです。

 山あるところに温泉あり。マンモス・レイクス周辺にはアウトドアの露天風呂が点在しますが、ヒルトップ温泉もそのひとつ。ヒルトップ温泉は、なかでもダントツの熱湯です。

 まずは、場所を説明しましょう。

マンモス・レイクスからハイウエイ395を南に車で約30分。ハイウエイ395を東北に入った地点にあります。

ヒルトップ温泉(カリフォルニア州)の写真。

ハイウエイ395と交差するベントン・クロッシング・ロード(Benton Crossing Road)を左折。この教会が目印です。

ヒルトップ温泉(カリフォルニア州)の写真。

ベントン・クロッシング・ロードに入ると、このような光景に。しばらく行くと、右側にワイルド・ウィリーズ温泉へと続く道、ホット・スプリングス・ロード(Hot Springs Road)がありますが、そこを越えて進みます。

 訪れた朝、私と家人が、ベントン・クロッシング・ロードをウロウロしながら温泉を探していると、1台の車とすれ違いました。そこで、ドライバーに道を訪ねると、「ああ、ちょうどよかった。湯船にたまった温泉が熱すぎたので、今、元栓を締めてきたところだよ」。感じのいい青年でした。彼は、有志と一緒にボランティアでこの温泉の管理をしているとのこと。「君たちが温泉に着く頃には、きっといい湯加減になっているよ!」。

ヒルトップ温泉(カリフォルニア州)の写真。

彼に教えてもらったとおり、ベントン・クロッシング・ロードをしばらく走ると左側にダートの小道があり、そこをまた500メートルほど行くと駐車場がありました。駐車場では、この数日ここでキャンプをしているというアメリカ人のおねえさんと少々おしゃべり。「今朝は、お湯が熱すぎて入れなかったわ」。どんだけ熱いんだ?

ヒルトップ温泉(カリフォルニア州)の写真。

駐車場の前にゲートがあり、温泉まで徒歩10〜15分です。入場無料。

ヒルトップ温泉(カリフォルニア州)の写真。

一本道をテクテクと。晴天なので爽やかなハイキングでした。でも、ここはそもそもが湿地帯なので雨や雪の日は歩きにくそう。

ヒルトップ温泉(カリフォルニア州)の写真。

到着! コンクリート造りの岩風呂が待っていました。先客のおっさんたちが、「あちち、これじゃつかれないな」などと言いながら足湯中。

ヒルトップ温泉(カリフォルニア州)の写真。

熱いのもむべなるかな。源泉を引いたパイプをひねってみると、約55℃以上の湯が出てきました。火傷に注意。

ヒルトップ温泉(カリフォルニア州)の写真。

源泉を2つのパイプから引いているようです。温泉はややにごり湯、無臭。

 私と家人はおっさんたちとおしゃべりをしながら、持参した「マイ桶」で湯もみ。5分もすると、肩まで入浴できる温度まで下がりました。それでも、当初は44℃近くあったかな? 時間とともに湯温も下がり、最後は日本人がもっとも好む42℃に近づきました。

 ようやく落ち着いて周囲を見渡せば、冒頭の写真でご覧のとおりの絶景。そうこうするうちに、ドイツから来たという若いカップルも加わり楽しい入浴となりました。

 次回は、山々が雪を被った春に訪れたいです。雪が多い冬は、ちときつそう。